初心者必読◎ギターの種類と選び方を徹底解説
こんにちは、仙台入門ギター弾き語り倶楽部です。
初めてギターを購入する場合、どのようなことを基準にしてギターを選べばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。ギター歴の浅い初心者にとって、音の違いや弾き心地でしっくりくるギターを選ぶことはむずかしいものです。
好きなアーティストと同じギターや、好みのデザイン・カラーなどで決めることもひとつの方法ですが、各ギターの種類と特徴を知ることで目的に合ったギターを自分で選べるようになります。
初心者におすすめのギターについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
ギターの種類
まずは、代表的なギターの種類について紹介します。
アコースティックギター(アコギ)
ギター本体に大きな空洞があり、音が響きやすい構造のため、ギター本体の素材を活かした大きな生音を奏でることができます。アコースティックギターは、おおまかに以下の2種類に分類することができます。
- フォークギター
スチール製の弦を張ったギターで、ピックによるコードストロークなど力強い伴奏にも適したギターです。一般的にアコースティックギターというとフォークギターを指すことが多く、フォーク・ポップス・ロック・ジャズなどのジャンルでよく使用されます。
- クラシックギター
ナイロン製の弦を張ったギターで、おもに指先を使用して演奏するギターです。ガットギターとも呼ばれます。柔らかで暖かみを感じる繊細なサウンドが特徴で、クラシック・ジャズ・ボサノバなどのジャンルでよく使用されます。
エレクトリックギター(エレキ)
ギターの音を電気信号に変換し、スピーカー(アンプ)へ送ることで迫力のあるバンドサウンドを奏でることができます。エフェクターによって音色をさまざまに変化できることが最大の特徴です。エレクトリックギターの種類は、大きく分けて以下の3種類があります。
- ソリッドギター
きらびやかでシャープなサウンドが特徴のギターです。
ボディの内部に空洞がない構造のためボディが薄く、ハウリング(キーンと耳をつく音)を起こしにくい仕様となっています。一般的にエレクトリックギターというとソリッドギターを指すことが多く、ポップス・ロック・R&Bなど、幅広いジャンルで使用されます。
- フルアコースティックギター
暖かみのある甘いサウンドが人気のギターです。
ボディの内部が空洞になっているため、やや厚みがあり、生音でもしっかりと音が鳴ることが特徴です。スピーカー(アンプ)を使用して演奏する場合、ハウリングを引き起こしやすいため対策が必要です。ジャズなどのジャンルでよく使用されています。
- セミアコースティックギター
柔らかさとシャープさを併せ持つサウンドが特徴のギターです。
ソリッドギターとフルアコースティックの両方の構造を持っていて、ボディの中心部はソリッド、それ以外の部分は空洞となっています。両者の中間的なポジションに位置するため、サスティン(音の伸びの長さ)はソリッドギターより短く、フルアコースティックギターより長くなります。フュージョンなどのジャンルで多く使用されていますが、ロックなど他のジャンルでも使用されています。
エレクトリックアコースティックギター(エレアコ)
アコースティックギター本体にスピーカー(アンプ)へ接続するためのジャックが付いているギターです。バンドとして他の楽器と一緒に演奏する場合や、広い会場でライブをするときなどに活躍します。通常のアコースティックギターにピックアップを装着することでも同じことができます。
ギターの選び方
- 弾き語りでギターを演奏するなら
弾き語りを目的にギターを練習するなら、アコースティックギターやエレクトリックアコースティックギターがおすすめです。
ボディの大きさや材質などによって音の響きや弾きやすさが変わるため、購入前に楽器店で試奏するといいでしょう。体格によっては厚みのある大きなサイズのアコースティックギターを弾きにくく感じることがあるため、音だけでなくさまざまなサイズのギターをかまえて弾きやすさも確認することが大切です。
- バンドでギターを演奏するなら
バンドを組むことが目的の場合は、エレクトリックギターがおすすめです。
エフェクターを使用することで曲の雰囲気に合わせて様々な音色に変化させることができるため、幅広いジャンルの曲に対応できます。アコースティックシュミレーター(エフェクター)を使用すると、エレキギターをアコースティックギターのサウンドに変化させることもできます。
初心者におすすめのギター
ギター初心者にとってもっとも弾きやすいギターは、アコースティックギターよりも少ない力でコードを押さえられるエレクトリックギターです。
アコースティックギターで弾き語りをできるようになりたい人の場合でも、コードをうまく押さえられずに挫折してしまう初心者も多いため、基礎を習得するための練習用ギターとしておすすめです。
また、ギター1本さえあればどこででも弾き語りライブを開催できるのがアコースティックギターのメリットですが、自宅での練習時には大きな音がトラブルのもとにならないよう気をつけなければなりません。
エレキギター(とくにソリッドギター)の場合はアンプに通さない限り大きな音が出ないため、アパートやマンションなどの自宅でも気軽にギターを練習することができます。
教室ではアコースティックギターを貸出しています
仙台入門ギター弾き語り倶楽部では、貸出し用のアコースティックギターを用意しています。
初めてギターに触れる人にも楽しさを実感してもらえるように、貸出し用のギターには細くてやわらかい弦を使用しています。指が痛くなることがないため、大人だけでなく子供でもしっかりと弦を押さえて音を鳴らすことができます。
自宅ではエレキギターを使って練習し、教室ではアコースティックギターを使用して練習するという方法もおすすめです。
両方の良さを実感するためにも、いろいろなギターを実際に手に取って弾いてみましょう。教室ではギター選びのアドバイスをさせていただくことも可能です。ぜひお気軽にご相談ください。